2014年 ジャグラ会長より新年のご挨拶

ジャグラ会長 吉 岡  新

2014年、新年おめでとうございます。
3.11東日本大震災よりまもなく3年を迎えようとする中、復興が少しずつ進んでおりますが、風評被害もまだ残っており、住宅再建を含めた本格的な復興にはまだまだ遠い状況となっております。ジャグラとしても被災地への支援、復興への協力は引き続き実施して参る所存です。


こうした中で日本経済は、一昨年11月の政権交代を受けて、アベノミクスによるデフレ脱却が少しずつではありますが、実を結んでおります。しかしながら、4月から実施される消費税増税も控えており、まだまだ予断を許す状況ではありません。
印刷業界では、消費税の転嫁・表示に関するカルテルを結ぶことにし、ジャグラも足並みをそろえていくことにしておりますが、経済への影響が少なくなるような政策の実現に向けて業界の振興策を考えていく必要があるでしょう。
さて、ジャグラでは、これまで財政改革を実現し、昨年からは組織改革に取り組んでおります。今回の組織改革では、ジャグラ青年部であるSPACE-21とも懇談会を重ね、これからの印刷業界を背負う立場からの意見もヒアリングして参りました。これまでの懇談会の成果に基づいて3月までに改革案が出し、新年度より改革に取り組んでいくことにしています。
公益法人改革については、平成25 年3月に一般社団法人への移行を申請し、平成26 年4月1日からの発足を予定して作業を進めております。
一般社団法人となっても公益的な事業は引き続き推進していくことにしておりますし、また、1.個人情報保護の推進、2.ジャグラ・プロフェッショナルDTP & Webスクール、3.ジャグラBBの運営……については公益事業の3 本柱として今後とも実施していくことにしております。
また、定款が変更になり、役員の名称が変更になりますが、引き続きジャグラ会員のために、「教育」「情報」「交流」を柱とした活動を推進して参ります。
昨年度より開始した年賀状デザインコンテストも高い評価をいただいており、今年度も実施する計画にしております。さらに、業界としてBCP(事業継続計画)宣言をし、会員事業所のためのBCP策定支援をして参りましたが、BCP についても事業を推進して参ります。
最後に2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定しましたが、マーケティング事業の一環として、会員が受注できるような検討を進めることにしております。プロジェクトとして発足できるよう頑張っていきたいと思います。
6月にはジャグラ文化典は新潟県新潟市にて開催されます。多くのジャグラを愛するジャグリストの皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
会員全員が一致団結して、この厳しい環境を乗り超える気概をもって、1社1社の努力と英知によって、必ずや明るい未来が来ることを期待してこの1年を頑張りましょう。皆様のご隆盛を祈念し、新年のご挨拶を申し上げます。